関西国際空港の国際貨物エリアの改修と機能強化を、三上康章新社長が重要戦略として明言した。ECや医薬品の貨物需要の拡大を受け、首都圏へ流れる需要を取り込む狙いが示された。
関西エアポートの三上康章社長は、関西国際空港の国際貨物エリアの改修と機能強化を進める考えを示した。ECや医薬品の貨物需要が拡大する中、首都圏の空港へ流れる需要を取り込む狙いがあると説明した。
第1ターミナルの大規模改修には約700億円を投じた計画が完了しており、次の成長戦略として国際貨物エリアの強化を挙げた。貨物取り扱い能力と利便性を高め、効率的なレイアウト変更やDX、検査機能強化を図る方針を示した。
旅客路線では中国便の減便を補うべくアジアと北米の拡充を進める考え。中国以外のアジア路線の堅調さを評価し、インドやインドネシア便の復活に向け航空会社と協議を進めている段階だと説明した。
日中関係悪化による中国方面の旅客減少を踏まえ、各国でバランスよく運航する重要性を強調。3空港のすみ分けについては伊丹を国内線拠点、神戸を関空・伊丹の補完として現状の基本路線を維持する考えを示した。