日本ベネックスとデザイナーWAKA WAKAが共同で Ribbon Collection を発表。アルミ板5mmを用いた椅子やハンガーなど、板金の新しい表現を示すプロダクト群が原宿で披露された。
日本ベネックスとロサンゼルスのデザインスタジオWAKA WAKAが手掛けるコラボレーション「Ribbon Collection」が、東京・原宿でローンチイベントとして発表された。コレクションは木工と板金の異業種協働を通じて、新しい工業製品の表現を探るプロジェクトEETALの最新作として位置づけられている。
コレクションのデザインは“リボン”をモチーフとし、板金素材の強度と薄さを活かしながら遊び心とグラフィカルな線を強調する。対象家具はWAKA WAKA の定番椅子「Cylinder Back」で、オリジナルの18mm合板を5mmアルミ板へと置換している。
量産に向けた製造は日本ベネックスが一貫生産体制を活かし、設計から鋼板加工、溶接、塗装、組み立て、検査まで自社内で完結。手作業での試作を重ねた後、数百点に及ぶ改良を経て、デザインを数値データへと転換する工程を確立した。
新デザインには“金属らしさ”を逆手にとる発想も含まれ、柔らかさや温かさといった印象を線と軽さで表現する工夫が施された。なお、本プロジェクトは長崎の本社を置く日本ベネックスが抱える人材確保の課題と連携しつつ、職人の技術継承と次世代の担い手育成にも寄与する狙いがある。