ソニーがタムロン買収を提案したと報じられ、キヤノンが自社のセンサー生産と事業の在り方を再検討する局面となっている。Tower Semiconductorの日本拠点を活用した外部生産モデルの可能性も取り上げられている。
Tower Semiconductorはイスラエル拠点の半導体ファウンドリで、日本国内にも200mmおよび300mmウェハーの製造能力を有し、CMOSイメージセンサーの受託生産にも対応しているとされます。日本市場向けには旧パナソニック系の製造基盤を活用しており、カメラ用センサーの生産体制を備えていると報じられています。
同社はDSLRやミラーレス向けに大型・高解像度センサーやBSI、積層技術、PDAF、 stitchingを用いた大型センサー生産技術を持ち、300mmウェハーの生産能力も日本で維持しているとされます。これを前提に、キヤノンが自社で全てを抱えるのではなく一部を外部企業に任せるモデルが検討され得るとの議論が提示されています。
記事は、ソニーによるタムロン買収提案が実現すればレンズを含むαの競争力が高まり、キヤノンの規模の優位性に影響を及ぼす可能性があると伝えています。その上で、キヤノンが自社開発と自社工場の生産の関係を見直し、設計は自社で維持しつつ製造をTowerへ委託する形が現実的かもしれないとの仮説が示されています。
最終的には「キヤノンが設計しTowerが日本で作る」形が成立する可能性もあるとされますが、記事ではこの先の実現性について断定せず、あくまで議論の段階として扱っています。