日本の岩谷産業とコスモエネルギーホールディングスが、千葉製油所で水素供給網を共同開発する最終投資判断を下し、2030年の運用開始を目指す。総投資額は約50億円に上る。
日系企業の岩谷産業とコスモエネルギーホールディングスは、千葉製油所を拠点に水素供給網を統合するプロジェクトにおいて、最終投資判断(FID)を実施した。2030年の運用開始を目指す計画で、総投資額は約50億円となる。
プロジェクトは水素の生産、液化、輸送を一体化して、同所の製油運用を支え、日本国内の水素供給網を強化することを目的とする。水素の供給安定性を高め、国内の低炭素化対応を後押しするとの見方が示されている。
コスモエネルギーホールディングスは千葉製油所のアイドル状態だった水素生成設備を改修し、日量約80トンの水素を生産できる設備を計画して投資を約¥20 billionとする。岩谷産業は液化水素設備を建設し日量約11.6トンを liquefy して国内に供給する体制を整える。
両社の連携は2023年に設立されたCosmo Iwatani Hydrogen Engineeringが工事・調達・建設を主導し、2024年4月の資本・事業提携合意を受けた取り組みの具体化とみられる。岩谷はコスモの主要株主であり、国内水素市場の競争力向上を狙う。