韓国の金融企業が日本の中堅証券グループ傘下の証券会社を次々と買収している。CHEER証券の全株取得を皮切りに、三晃証券やGIキャピタルの証券部門を巡る取引が相次ぐ。
韓国のフィンテック大手ビバ・リパブリカは、東海東京フィナンシャル・グループ傘下のスマホ専業証券CHEER証券の全株式を取得することで、日本市場へ本格進出する。買収額は約40億円と伝えられている。
ミレーアセット証券は米国子会社を通じて岡三証券グループ傘下の三晃証券の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、買収資金として米国子会社へ120億円を出資する。現地事業拡大に充てるほか、買収完了後には同社のライセンスを活用する見込み。
10月12日にはハンファ投資証券が日本のGIキャピタル・マネジメントの証券部門を買収するSPAを結んだ。3件の買収は共通して日本でのライセンス取得を重視しており、買収後には第一種金融商品取引業者の資格を継承する可能性がある。
市場側では、日本のネット証券市場の規模競争が小規模証券会社の売却を促す要因と分析される一方、NISA拡充や若年層の投資拡大が韓国勢の進出を後押ししている。