SANKYOが栃木県のパチンコ機メーカーA-gonを子会社化するM&Aを決定し、株式取得を完了。取得価格は非開示で、売り手情報も公開されていない。
SANKYOはA-gonの株式を取得することで、同社の独自開発力やブランド資産を取り込み、既存の「SANKYO」「Bisty」「ジェイビー」とは異なる遊技機の企画・開発力を強化する。株式取得は2026年9月30日に実行され、同日発表された後、日工組の確認が2026年10月21日に完了して公表された。
A-gonは栃木県佐野市に本社を置く遊技機メーカーで、独自のアナログ抽選や役物を活用した機種開発に強みを持つ。代表機として昭和物語やGoGoピラミッド、ワイの佐野ラーメンなどを挙げ、長年独自ブランドでの製品展開を続けている。
直近3期の業績は売上高が急増している一方、経常赤字が継続しており、2025年9月期の経常損失は約1.59億円、総資産は約5.39億円。売上は2023年度の1,600万円から2025年度には1億7,200万円へと増加したが、赤字規模は大きいまま推移している。取得価格は非開示で、評価倍率等の算定は現時点で困難とされる。
M&Aのシナジーとしては、(1)A-gonの開発力・ラインアップをSANKYOの既存ブランドと組み合わせる点、(2)開発・製造・販売機能をグループで共有しコスト抑制を図る点、(3)独自の開発力と資金力を活用した新製品の創出が挙げられる。ただし、実際の新製品計画や販売計画は現時点で公表されていない。