ソニーがCBSレコードを買収した後、米国市場でのデビューは苦戦を強いられたが、同社が切り開いた道は“マジック”と“ロジック”と呼ばれる横断的活用戦略だった。
CBS・ソニーが設立された背景から、ソニーグループはCBSレコードを買収した。買収後はアメリカ市場でのデビューが思うように進まず、現地展開には課題が残っていた。
そこで同社は音楽だけでなくテレビや映画、CMなどを横断的に活用するメディアミックス戦略を強化し、ヒットを生み出す土壌を作ろうと試みた。これが以後の戦略の核となり、“マジック”と“ロジック”と呼ばれる新しい表現・発想の取り組みが推進された。
こうした取り組みは、単独の作品や媒体に依存せず、複数のコンテンツを統合的に活用することでブランド力の強化につながったとされる。本文はこの流れを背景として、ソニーの海外展開における戦略転換の一端を描いている。