三井住友トラストグループの藤沢卓己執行役専務と千原いづみ常務執行役員が、多様な専門性を結び付けて組織変革を進めるDE&I経営の意義と推進方針について語った内容を伝える。女性登用を加速させ、経営意思決定にも影響を及ぼす取り組みが紹介されている。
三井住友トラストグループの藤沢卓己執行役専務と千原いづみ常務執行役員は、多様な専門性を結び付けて違いを価値創造の力へ転換するDE&I経営を推進していると説明した。個人の専門性を掛け合わせることで、従来の発想だけでは解決できない社会課題に対応する力を高める狙いがあるという。グループが掲げる DNAとして、受託者精神、融合力、挑戦と実行力の3点を挙げ、専門性の掛け算によって価値を複利的に高める方針を示した。
千原氏は銀行はサービス産業であり、人材が差別化の源泉であると強調。多様性は人数をそろえる施策ではなく事業の競争力そのものに関わるテーマであり、健全な議論を可能にする環境づくりが重要だと述べた。DE&Iはコーポレート・ガバナンスの観点からも重要で、同質性が高い組織では多様な視点の欠如が生じ得ると指摘。異なる意見を歓迎する組織風土の必要性を訴えた。