東京海上ホールディングスがスコープ買収を検討しており、過去最大級の海外案件になる可能性が浮上した。デューデリジェンスの結果を踏まえ、協力枠組みの下で検討が継続している。
東京海上ホールディングスは、ブリスベン拠点のスコープ・グループを最有力の買収候補として浮上させ、数カ月に及ぶデューデリジェンスを経て検討を進めている。オーストラリアとカナダの保険会社を対象とする可能性が取りざたされている。
時価総額の比較では、インタクト・ファイナンシャル・コーポレーションが約340億ドルと最も大きいとみられ、スコープとIAGはそれぞれ約140億ドルと約130億ドルとされる。協議は継続中で、実現性は不確定とされている。
バークシャー・ハサウェイは3月に東京海上の株式2.5%を取得するなど、海外買収を見据えた協力枠組みを築いている。スコープ買収ではこの枠組みが日本国外の保険M&Aを中心に機能する設計が示唆されている。
市場動向として、スコープ株はシドニー市場で7%超上昇し、IAGは約4.5%、東京海上株は約2%上昇した。長期的には東京海上が過去に大規模買収を経験しており、スコープ買収がそれを上回る可能性がある。