日銀の氷見野良三副総裁がさいたま市での記者会見で、9月会合を含む追加利上げを検討する姿勢を示唆した。物価上昇率が目標の2%に近づく中、物価の上振れリスクに十分注意する必要があるとも語った。
日銀の氷見野良三副総裁は27日、さいたま市で記者会見を開き、6月に続く追加の利上げについて、今後の金融政策決定会合でしっかり検討を進める考えを示した。早ければ次の9月会合で利上げに踏み切る可能性にも言及した。
市場では9月の利上げ観測が広がっているが、氷見野氏は市場の見方への具体的評価は避けつつ、基調的な物価上昇率が2%に近づく状況を踏まえ、物価の上振れリスクに注意する必要性を強調した。
同氏は適切な政策運営を通じて基調物価を2%に着地させていきたいとの考えを示し、今後の金融政策運営の方向性については「適時にアクセルを緩める」方針を示唆する発言もあった。
市場の一部には9月会合での利上げ実現を想定する動きがあるが、日銀の正式な判断は今後の経済指標次第であることを留意すべきだ。