NVIDIAの好決算を受けたが、日本の半導体株は全面高には至らず、4銘柄の動きが明暗を分けた。NVIDIAの決算内容と8~10月期の見通し、そして日本企業への波及要因を整理する。
NVIDIAの2027年1月期第2四半期は、AI向け計算基盤投資が継続していることを示し、売上高は962億2100万ドル、調整後EPSは2.22ドル、データセンター売上は890億ドルと市場予想を上回った。8~10月期の売上高見通しは1080億ドルを中心に上下2%とされ、過去初めての1,000億ドル超えが見込まれる。
8月27日の東京市場では、NVIDIA好決算にもかかわらず日本株は全面高とはならず、キオクシアHDが5.0%高、東京エレクトロンが0.9%高、アドバンテストとディスコはそれぞれ3.05%、1.37%安で終えた。
NVIDIA決算後、日本株が動いた理由として、事前織り込みの強さ、メモリー市況の影響、米国の金利・インフレ警戒、事業距離の違いなどが挙げられる。特にNAND価格の影響と部材不足の懸念が、装置株の反応を左右した点が指摘された。
NVIDIA関連と銘柄別の利益経路を分けて見ることが重要であり、NANDとHBMは別の需給要因で動く点にも留意が必要。キオクシアはHBM供給企業ではなくNAND中心、アドバンテストはテスター需要、東京エレクトロンは前工程装置投資、ディスコは切断・研削需要が主と整理される。
NVIDIA決算が日本株へ与える影響として、Rubinの売上構成比、粗利益率の推移、供給制約、米中販売の動向、中国向けの再開可能性などを今後の注目材料として挙げている。