東京ゲームショウは30周年を迎え、今年は過去最大の出展規模となり海外勢が国内を上回る状態に。会場の声として日本ゲームの世界性やキャラクターの影響力が語られる。
東京ゲームショウ(TGS)が17日に開幕し、今年は過去最多の1138社が出展した。海外勢は598社となり国内の540社を上回り、出展地域も53へと拡大している。会場では日本語だけでなく英語や中国語などが飛び交い、ゲームの世界化が一段と進んでいる。
会場で取材した発言からは、日本のゲームには言語の壁を越えて受け入れられる要素があるとの指摘があった。台湾のゲーム会社に勤める劉家銘さんは「子どものころは日本語が分からなくても日本のゲームで遊んでいた」と語り、文化的影響力を実感していると話した。
一方でAAA級タイトルの増加により資金力・品質の差を感じる声もあり、日本の長い歴史が生み出す独自の強みを指摘する声もあった。リメイクやドット絵の作風など、日本の伝統的な要素を活かした作品にも注目が集まっている。
日本企業の海外展開を支援する声もあり、日本のゲームはアートワークや世界観、ストーリーといった要素が高く評価されている。カプコンの海外比率が9割を超える現状や、日本のIPが世界市場でのビジネス機会を生み出す可能性についても言及され、世界市場を意識した動きが活発化している。
この中で、日本のゲーム産業は世界との競争が続く中、世界中のクリエーターに影響を与え続ける存在としての位置づけが強まっている。日本語が分からなくても魅力を伝える手段は存在し、今後も国境を越えたファンやクリエーターの創出につながる可能性がある。