NTTドコモビジネスが国内完結のAIインフラと大規模IoT向け新機能を発表。MECとGPUaaSを組み合わせたソブリンAI環境の提供開始と、グローバル展開を支える新メニューProを公表した。
NTTドコモビジネスは9月24日、フィジカルAI時代の大規模IoT運用とAI活用を支援する「docomo business SIGN」の機能拡充を発表した。国内事業者初となるソブリンAI環境は、MECサーバーとGPUクラウドサービス「GPUaaS」を組み合わせ、データ主権・安全性・スケーラビリティの3つの課題に対応する。
ソブリンAIはデータを日本の法の範囲内で管理し、日本国内にとどめることを前提とした環境。ロボットや自動運転車などの制御において、機能をロボット側ではなくネットワーク側へオフロードする形で処理を分散させ、コストやサイズの制約を緩和する仕組みを目指す。設備はNTTグループが共有リソースとして保有し、必要時に1GPU単位から利用できる。
新メニュー「Pro」は自動車メーカーや建設機械、監視カメラなどの産業機器をグローバル展開する企業を主対象とし、2027年3月の提供開始を予定する。回線開通から停止までのライフサイクル管理を自動化するAPI連携機能や、グローバル展開対応、SGP.32対応のeSIM導入、SIM盗難検知機能などを備える。
NTTドコモビジネスはdocomo business SIGN全体として2030年までに累計約600億円の売上目標を掲げ、Proを含む新機能群でスモールスタートから大規模展開まで柔軟に対応する考えだ。