データ不正問題を巡る責任を受け、前任の経営陣が引責辞任した中部電力で、安井稔新社長が就任初日に浜岡原発が立地する御前崎市を訪問し、市長と非公開で面会した。
中部電力は浜岡原発の再稼働審査を巡るデータ不正問題を背景に、前社長ら経営トップが引責辞任しており、新社長の安井稔氏が10月1日に就任した。就任初日には原発が所在する静岡県御前崎市を訪問する動きが報じられ、現地での対応が注目を集めた。
安井新社長は午前中に御前崎市を訪れ、報道陣には非公開とされる約15分間、下村勝市長らと面会した。訪問の目的や議題は公開されていないものの、地元自治体との連携強化を示唆する形となった。
同日、中部電力は浜岡原発3号機および4号機の再稼働審査を取り下げた経緯があり、データ不正問題による経営トップの辞任と再稼働の遅延が今後の対応に影響を与えると見られている。安井新社長の就任は再発防止や信頼回復を図る一環として注目された。
このほか御前崎市以外にも牧之原市や掛川市を訪問したと伝えられ、2日には知事らとの面会が予定されている。静岡県内の原発関連の動向と地元自治体との協力体制の強化が今後の焦点となる見通しだ。