HKSがGT4955スポーツタービンキットを開発中と伝えられ、GTIII-RSと同サイズのハウジングを維持しつつ新設計ブレードで高出力領域を狙う。GT4955はGR86用など車種別キットの展開も予定されている。
長年のターボチューンの系譜を継ぐHKSは、GTIIIシリーズと新世代のボールベアリングターボを組み合わせ、用途に応じて最適なパッケージを選ぶ方針を示している。GT3037やGT2530といった名機は現在も語り継がれる存在で、GTシリーズはECU制御を含む総合開発体制で車種ごとのニーズに対応してきた。次世代の新製品としてGT4955が位置づけられている。
GT4955はGTIII-RSと同等のハウジングサイズを保ちながら、コンプレッサーホイールを大径化。GTIII-RSが半ブレードを採用するのに対し、GT4955は先端が尖ったフルブレードを採用し、外径を8.8mm拡大して必要な風量を確保する。ホイールは削り出し製法で薄く軽量化され、軸受けは実績豊富なフローティングメタル式を採用してレスポンスと大風量の両立を狙う。
エキゾースト側も外径はGTIII-RSと同等だがブレード形状を変更。よりストレートに近い形状で排気を効率よく排出し、レスポンスを保ちながら高回転域までパワーを伸ばす仕様とされた。対応出力は300ps台から最大600ps級を想定。RB26などの大排気量エンジンとの組み合わせにも適している。
まずは汎用仕様とGR86用スポーツタービンキットの2026年内発売を目標に開発が進行。ZC33S型スイフトスポーツのステージ2モデルやGRヤリス/GRカローラ用など車種別の開発も進み、純正置き換えターボやフラッシュエディターなどの付加機能も検討されている。