デジタル通貨イノベーション機構(DCIO)が10月1日に本格始動し、黒田東彦前日銀総裁らが顧問・主要メンバーとして参加する。トークン化預金を中核とするデジタル決済インフラの整備と社会実装を目指す。
デジタル通貨イノベーション機構(DCIO)は10月1日、本格的な活動を開始する。金融機関や企業、自治体など幅広い主体が参集し、トークン化預金を中核とするデジタル通貨・決済インフラの整備および社会実装を進める方針を示している。
デジタル通貨フォーラムを発展改組して発足したDCIOは、合意形成や当局との対話を積極的に進めるほか、調査研究や情報発信、標準化や政策提言などを推進する枠組みを整える。研究成果を市場環境の整備へ反映させることを目指す。
代表理事には元財務事務次官の勝栄二郎氏、副代表理事には元日本銀行決済機構局長の山岡浩巳氏が就任。エグゼクティブアドバイザーには黒田東彦氏、特別顧問には雨宮正佳氏や亀澤宏規氏らが名を連ねる。
今後は地方銀行やIT系企業などから理事メンバーを迎え、デジタル通貨・決済インフラの共通ガイド策定や標準化、官民連携の強化を進める計画だ。