中国の公募ファンド大手・東方基金が、親会社の東北証券総裁何俊岩を会長に正式就任させた。移行期間中に代行を務めていた劉鴻鵬は副董事長兼財務責任者へ転じ、体制の新旧交代が完了した。
東方基金は公告で、親会社の東北証券の総裁何俊岩が正式に董事長(会長)に就任したと発表した。これまで総経理が董事長職を代行していたが、今回の人事で正式なトップへ移行した。
何俊岩は東北証券で長く勤務し、計画財務部総経理や顧客資産管理本部総経理、財務総監、常務副総裁などを歴任。現在は東北証券の党委員・副董事長・総裁のほか、東証融達投資有限公司の董事長も務める。今回の人事は公募と証券の戦略的連携を強化する狙いとされる。
東方基金は2004年設立で、筆頭株主は東北証券が占め、持ち株比率は57.6%。その他の主要株主には河北国控資本管理有限公司や渤海国際信託が名を連ねる。今回のトップ交代は、崔偉董事長の退任後に劉鴻鵬が董事長代行を務めていた期間を経て実現した。
業界全体では今年8月までに基金会社でトップ交代が97社、関与人数は240人に達しており、トップの交代頻度は高い水準が続く。大手から中小まで幅広い機関での人事が相次ぎ、定年退職や株主構成の変化、手数料改革などが背景に挙げられている。