2026年10月15日、日本軽金属ホールディングス傘下の日本軽金 metalとTREホールディングス傘下のリバーがアルミリサイクル事業の提携可能性を検討する覚書を締結。回収から再生・供給までを一貫させるクローズドループ構築を目指す。
両社はこれまで実証実験を基盤にアルミスクラップの回収・再生・供給を一体化する体制づくりを検討する覚書を締結した。今後は使用済み製品や製造工程で発生するアルミスクラップの回収・再生利用を強化し、高品質な再生材の安定供給体制を構築することが狙いである。
背景として2026年時点の脱炭素化推進と循環資源の規制強化があり、アルミはスクラップ利用でエネルギー削減効果が大きく再生材の国内循環の重要性が高まっている。国内外で循環型ビジネスモデルの整備が急務とされ、日本軽金属とリバーの提携は資源確保と品質保持の両立を目指す動きとなっている。
提携の具体的な範囲にはアルミ以外の銅など他素材のリサイクルも含まれる可能性があり、高品質再生アルミニウムの製造能力強化や回収・選別機能の拡大、循環スキームの構築を推進する。今後は新技術の共同開発や国内外展開も視野に入れ、資源循環のリーディングモデル確立を目指す。
今後の展望として、動静脈連携を通じた資源循環の高度化が期待され、車載・建設などアルミ需要の増加に対応する再生材供給の安定化が進む可能性がある。両社は情報交換を加速し、クローズドループの確立を通じて環境負荷低減と資源確保に寄与する方針だ。