日鉄ソリューションズが米アンソロピックと提携し、日鉄向けのAI基盤を提案するサービスを開始すると発表した。第一弾は日鉄向けの基盤提供で、将来的には非鉄金属や自動車など他の製造業にも外販展開を目指す。
日鉄ソリューションズ(NSSOL)は28日に米アンソロピックと提携を発表し、同社の生成AIを活用した企業向けサービスの開始を計画している。第一弾として日鉄向けにAIプラットフォーム(基盤)を提案するほか、今年度内に非鉄金属や自動車などへの外販展開を進める。
この戦略的パートナーシップ契約は9月18日に締結され、10月1日に発効する。日鉄系SIとしては NEC、日立製作所、富士通に続く4社目となる。母体の情報システム部門が分社したユーザー系SIでは初の取り組みとなる。
NSSOLはアンソロピックの生成AI「クロード」を活用。日鉄向けではAIエージェントが一部業務を代行する基幹業務システム(ERP)の整備を目指し、生産計画・購買・生産・在庫管理といった複雑な業務で社員とAIエージェントの連携を図り、生産性と意思決定の迅速化を支援する。
NSSOLは自社のシステム開発・保守にもクロードを活用する方針で、約1万1千人の社員が利用する。脆弱性診断などの分野では、アンソロピックの先端AI「クロード・ミュトス」の活用も検討する。