丸紅は畜産の担い手不足を背景にAIを活用した肉牛の体重計測技術を検討している。従来10分程度かかっていた体重測定を数秒程度へ短縮できる可能性を示している。
人口減少社会で畜産や酪農は厳しい状況にあり、作業負荷や長時間労働が敬遠されて人手不足が深刻化している。その中で丸紅の担当者はAIを活用した体重計測の導入が現場の課題解決につながるとの認識を示している。
肉牛の体重計測時間を大幅に短縮する技術が検討されており、現場では作業効率の改善が期待されている。AIによる自動計測が普及すれば、牛の体重管理や飼育管理の負荷が軽減される可能性がある。
2025年の肉牛飼育戸数は3万4000戸と、1995年と比べて約5分の1に縮小する見込みだとしている。人口減少に伴う従事者不足が要因の一つとされ、畜産現場の人材確保が課題として指摘されている。
畜産の現場では飼料価格の高騰や牛肉消費の伸び悩みも背景にあり、担い手不足が長期化する懸念がある。こうした状況の中、AIを活用した体重測定の導入は作業負荷の軽減と管理の効率化につながる可能性がある。