富士通がAI活用で人月の収益依存からの転換を進める中、アンソロピックやOpenAIとの提携を公表。Uvanceの現状と今後の価値創出モデルの比率見通しが示された。
海外AI企業との提携を通じて、国内大手SIerは開発生産性を高める新たな収益モデルへ移行する動きを強めている。富士通はアンソロピックとの戦略的提携とOpenAIとの連携を同時に発表した。
富士通のAIプラットフォーム「Kozuchi」は自社技術だけでなく外部技術を取り込み、顧客要件や法規制に対応する自社LLM「Takane」を組み合わせるマルチモデル+自前のインテグレーション力を強みと位置づける。
Uvanceを中核とする事業ブランドの現状では、収益モデルの6〜7割が人月ベース、従量課金は約3割にとどまる。2030年以降には価値創造モデルの比率が50%を超えるとの見通しが示された。
AIエージェントの生産性向上は成長機会である一方、従来の収益モデルの見直し圧力にもなる。人月ベースのビジネスは今後減速すると見られ、AI導入による時間短縮と業務変革を対価へつなぐ新しい価値創出が焦点となる。