北海道でイオンとトライアルの新店舗オープンが同時期に発表され、音更町と千歳市で買い物客の取り合いを巡る激戦が始まる。
2026年10月、トライアルスマート音更木野店が音更町の「マックスバリュ音更店」の真裏に出店する。近隣にはダイイチ音更店があり、3店舗での買い物客争奪戦となる見込みだ。トライアルスマートは高品質路線の店舗を擁し、価格競争の激化が避けられないと見られている。
同月下旬には千歳市で「ザ・ビッグ千歳武道館前店」がオープン予定で、イオン北海道の既存店とトライアルカンパニーの既存店がそれぞれ近接する形になる。こうした立地関係から、両社の攻守が入れ替わる形での競争が想定される。
音更木野の新店出店によって、価格競争の激化は避けられないとの見方が広がる。イオン北海道の幹部はオープン前から“売られた喧嘩は買う”との姿勢を示し、両者の競争に対する警戒感を表明している。
これまでイオン北海道とトライアルは手稲区の新発寒エリアでも競争を経験しており、マックスバリュ新発寒店の裏にトライアルスマート新発寒店が出店して低価格化と生鮮・惣菜の競争力強化を進めてきた。音更の戦いは、SM化とEDLP化の動きが相互作用する方向へ発展しそうだ。