ジーデップ・アドバンスがシリコンスタジオとフィジカルAI分野で戦略的協業を発表。協業内容はAI計算環境の検証環境まで一気通貫で提供することを目指す一方、短期の株価反応は両社で大きく異なった。
ジーデップ・アドバンスは、GPU計算基盤を中心にデジタルツインや合成データ、Sim2Real技術を組み合わせ、研究者や企業の実証から運用までを支援する事業モデルを掲げている。8月25日に同社とシリコンスタジオがフィジカルAI分野で戦略的協業を開始すると発表され、両社の強みを統合して「計算環境」から「現実世界で動かす検証環境」までを一気通貫で提供することを目指す。
ただし市場の反応は対照的で、8月25日終値から28日終値までの比較ではジーデップ・アドバンスが約9%上昇したのに対し、シリコンスタジオは約50%上昇している。これには27日引け後に発表された官公庁事業推進室の新設という独自材料が重なっており、単純な割安感だけで両社を比較するのは適切でないとの見方もある。
今後の焦点は、協業が両社の既存事業にどの程度の影響を及ぼすかと、AI市場の成長を受けた付加価値領域への展開が実現するかどうかだ。特にNVIDIA依存や在庫管理、為替などのリスク要因をどう乗り越え、AI FactoryやフィジカルAIの案件化を進められるかが、事業の伸びに直結すると見られる。