日銀副総裁の氷見野氏が埼玉の懇談会での挨拶文を日銀サイトに掲載されたと確認。第四のサプライチェーン混乱シナリオのリスクは小さくなったとの見解を示す一方、金利政策の在り方について今後の運用を見据えた発言を行った。
8月27日に埼玉県金融経済懇談会での氷見野副総裁の挨拶文が日銀サイトに掲載された。サプライチェーンの混乱を想定する第四のシナリオについて、価格だけでなく量の確保にも影響が出るとする見方が示されたが、そのリスクは「かなり小さくなった」と整理された。」「金利に関しては、デフレ下のゼロ金利・マイナス金利と比べ、デフレではない時代の1%の方が低い金利になる可能性があるとの趣旨が述べられ、政策金利の運用についてはアクセルとブレーキの両方に配慮した運用の重要性が指摘された。
日銀は金融緩和の度合いの調整を強調する一方、インフレ下での物価対応を適切に行うべきとの考えを示し、油断を警戒する発言もあった。企業物価指数の動向や補助金の影響など、前提となる数値にも言及があり、利上げの遅れによる急激な局面を避けるべきとの認識を示した。
記事は久保田博幸氏の著作紹介や最近の記事へのリンクを含み、氷見野副総裁の見解を中心に、金融政策の運用方針に関する解説が続く内容となっている。