関西大学梅田キャンパスで、元NHKキャスターの釜本莉奈氏を講師に迎え、相手の本音を引き出すヒアリング力とPABCO法の実践を学ぶ講座が開かれた。
前半では、相手が自覚している顕在ニーズと自覚していない潜在ニーズの違いを掘り下げ、特徴・利点・利益の順に話を組み立てるPABCO法の活用方法が紹介された。講師は状況や価値観に合わせた提案の重要性を説き、説得力を高めるトークの枠組みを解説した。
中盤は「きく」の姿勢をHear・Listen・Inquireの3種類に分け、相手を受け止めて深掘りする姿勢の大切さと、相手の話を短く要約して返すオウム返しのテクニックを学ぶ時間となった。受け止められている感覚を生み出し、本音の共有を促す空気づくりが重視された。
後半では参加者同士がペアを組み、自身の推しアイテムを題材に日常の悩みや使用シーンをヒアリング。得られたニーズに合わせてPABCO法で提案内容を再構築し、提案前後の興味度の変化を互いに共有する実践ワークが実施された。
参加者の声として、アンケートで自分のきき方を振り返り、実践的なテクニックをすぐに生かそうとする意欲が多く寄せられ、講座を通じて「選ばれるための作法」を身につける手応えが示された。