日本ベル投資研究所がAIイノベーションの広がりと日本株の動きを整理。6月にキオクシアHDの時価総額がトヨタを抜くなどの動向と、AI時代の投資リスクが併記されている。
日本の株式市場で、6月にキオクシアHDの時価総額が44兆円となりトヨタ自動車を抜いて首位となった。半導体メモリ事業を推進するベインキャピタルの下で再生を期し、SBグループの時価総額や東京エレクトロンの株価上昇も目立つ状況だった。
2023年にはメモリー不況で赤字に苦しみ、2024年12月の上場時の時価総額は8600億円だったのが、1年半で44兆円まで急拡大した。AIブームの到来が2025年に顕在化し、業績に結びついたと読まれている。
韓国の半導体メモリ企業SKハイニックスは時価総額160兆円、サムスン電子は200兆円と、日本企業との差が大きい。SKハイニックスはHBM技術で先行し、AIのデータセンター向け向けのトップシェアを獲得する動きを描いている。
AIのリスクとしてサイバーセキュリティの脆弱性が指摘され、AIの進化が防衛・経済の安全保障に影響を及ぼす可能性がある。エヌビディアやオープンAIなどの動向とともに、デュアルユースの課題を検討するべきとの見方が示されている。