六甲バターのQBBベビーチーズは1972年発売後も長く苦戦したが、2001年のカマンベール味導入と店頭陳列の工夫で認知が広がり、2020年には年間2億5千万本を超える売上を達成した。
QBBベビーチーズは六甲バターが1972年に発売した縦4個入りの小型チーズで、当初は家族での分量調整を前提としたブロックタイプに代わる個包装商品として登場した。しかし発売直後は売れ行きが振るわず、主流のブロックタイプに勝てず苦戦したとの説明がある。
従来の販路やパッケージ設計では認知が進まず、棚の位置も上段が多く、消費者の目に入りにくい状況だった。これに対し開発陣は個包装の利便性を訴求したが、発売から30年近く普及は進まなかった。
salesの転換点は2001年に発表されたカマンベール味の追加と、スーパーマーケット側への棚下段展開など店頭陳列戦略の変更だった。これにより多彩なバリエーションが理解されやすくなり、売上が急激に伸長。2005年には品揃えが6品体制となり年間1億本を突破した。
その後はさらなる拡大を続け、2016年には年間2億本を超え、2020年には年間2億5千万本を達成。現在は国内のベビーチーズ市場でNo.1のシェアに到達している。