オーテックがラシーンをFR化し、シルビアのエンジンを搭載したとされる世界で1台の魔改造セダン「A-10」の全体像を伝える。創立10周年を記念して作られたワンオフモデルで、ベース車はラシーン。前後のパーツ流用と新造部の組み合わせで成り立つ様子を紹介する。
日産直系の特装車を手掛けるオーテックジャパンは、湘南エリアを拠点とする技術集団として知られ、さまざまな車両をベースに特装車を開発・販売している。オーテックの事業領域には福祉車両からエンジン内部まで手を入れたコンプリートカーなど幅広い事例が含まれる。
今回紹介されるA-10は、オーテック創立10周年を記念して作られたワンオフモデルである。A-10という名称は攻撃機を連想させるが、実車は4ドアセダンの外観を持つ特異な一台として位置づけられている。
ベース車はラシーンのType IIで、1.5リッターエンジン搭載の4WD・4速ATの仕様だった。A-10ではこのラシーンをFR化するため、ボディの大半を新造するかたちで作り替えが行われている。
車両の設計ではフロントドアを新規に製作し、ラシーンのパーツはリアドア以外を大幅に流用している。Aピラーの角度も見直され、全体としてラシーンの形状を大きく変えつつ、現行のエンジン搭載を目指している。