関東大震災で被災した日銀本店の復旧工事に、上越市出身の建築家・長野宇平治が関与したとされる。彼は辰野金吾の「後継者」として、明治洋風建築の継承に寄与したと伝えられる。
関東大震災後、東京の日銀本店は甚大な被害を受け、その復旧・修復工事が実施された。長野宇平治は完成初期の増改築設計を担当し、国内を代表する明治洋風建築の現存に寄与したとされる。
長野は上越市出身で、若くして上京。高等教育機関で建築を学び、学友には夏目漱石や正岡子規がいたと伝わる。
卒業後は奈良県の嘱託を経て県庁舎や県立師範学校などの設計に携わり、その後日銀本店の増改築・修復工事の設計を招かれたとされる。
本文は長野宇平治の業績と日銀本店の復旧を中心に、彼の生い立ちと時代背景を紹介する構成となっている。