田中精密工業が15日に名古屋大学発のスタートアップU-MAPと資本業務提携を発表。放熱素材と自社の精密加工技術を組み合わせ、2030年までに次世代パワー半導体向け冷却部品の事業化を目指す。
田中精密工業は15日、名古屋大学発のスタートアップU-MAPと資本業務提携契約を結んだことを発表した。田中精密は自動車部品製造で培ったものづくりの技術を活用し、U-MAPが開発・生産する放熱性素材と組み合わせる。
ユーマップは装置の放熱性を高める軽量素材「サーマルナイト」の開発・生産を手掛ける。田中精密は第三者割当増資を引き受け、出資額は非公表という。
両社はEV普及やデータセンター需要の拡大に伴うパワー半導体の高出力化・高密度化を踏まえ、実用化に向けた検証を連携して進める。車載用冷却部品を参考に重量を半減させる製品開発を目標とし、顧客ごとの要求に応じた設計も進める。
2030年までに次世代パワー半導体向け冷却部品の事業化を目指す。これにより軽量かつ高性能な冷却部品の開発を進め、量産性やコスト面の検証を共同で行う予定。