バルブのハンドル「菊ハンドル®」が世界累計販売数1億個を超え、2026年度ロングライフデザイン賞とグッドデザイン賞を同時に受賞した。
菊ハンドルは、丸みを帯びた立体デザインを用い、菊の花弁をモチーフとして1978年に開発された。工業デザイナーの柳宗理氏が主宰する協力団体のもと、バルブ全体と調和する設計が進められた。
1980年の発売以来、菊ハンドルを装着したバルブは世界累計1億個を超え、建築設備から産業プラントまで幅広い用途で使用され、キッツのブランドシンボルとして長く支持されている。
今回の受賞は、使いやすさと安全性を追求してきた価値が評価されたとされ、今後も流体制御技術のリーディングカンパニーとして社会インフラを支える製品づくりを続ける方針が示された。
グッドデザイン賞の審査では、柳宗理がデザインし1980年発売の菊ハンドルは「用の美」を体現する代表作として評価され、半世紀近く基本形を維持してブランドを象徴する形として使われ続けていることが紹介された。グッドデザイン賞展や「私の選んだ一品2026」への展示予定も据えられている。