安川電機はAIが自ら判断してロボットを操作する“フィジカルAI”を事業の柱として開発を進め、長年培ってきたモーター技術と組み合わせた生産ラインを第5工場で公開している。工場ではAIロボットが他のロボットを組み立て、原材料投入や食堂の調理にも活用されている。
北九州市の安川電機本社の新しい工場で、AIロボットが自ら判断して作業を進める“フィジカルAI”を用いたロボット生産ラインの現状が紹介されている。具体例としてAIロボットは工具箱の作業指示を受け取って自律的に動作を開始した。
世界規模での開発競争が激化している現状も伝えられ、北京の世界人型ロボット運動会で中国勢の技術力が示され、アメリカが研究投資で先行、日本は後れを取っているとの見方が紹介されている。
安川電機の現場ではMOTOMAN NEXTを使いネジ締め工程を自律的に処理する技術が紹介され、従来のネジ締めと比べてロボットの停止回数が減少する可能性が示唆されている。
原材料投入工程では3Dセンサーで袋の凹凸を認識し適切に開封・投入する技術が説明され、社員食堂にも2台のAIロボットが調理を担当する部分まで紹介されている。さらに4年間で2500億円の投資を行い、2029年度の売上高6000億円・営業利益1000億円を目指す長期計画が掲げられている。