今週の資金調達週報では、StripeがOpenRouterを70億ドル超で買収する方針を固めたと伝えられ、AIチップ企業Etchedが7億ドルを調達するなどAI・データセンター領域の大型資金調達が相次いだ。
AIチップ・データセンター領域ではEtchedが7億ドルを調達し評価額210億ドルに達したほか、DataVitaが約4億ドルを調達しCoreWeaveと15年間のデータセンター賃貸契約を結ぶなど、複数の大型資金調達が公表された。Groqは3億5,000万ドルを集め、評価額は35億ドルに下方修正された。Starcloudは2,500万ドルの新規資金を調達し、衛星用GPUの実運用や次世代データセンター衛星の研究開発に資金を充てる。Muon Spaceは2億5,000万ドルのシリーズCを完了し、StarcloudはNVIDIAなどの出資を受けた。
AIアプリケーション・エコシステムの拡張も活発で、Higgsfieldは4億ドルの資金調達を実施し、 Wisprは2,800万ドルのシリーズBを完了、Rilletは1億ドルのシリーズCで評価額10億ドル超を達成した。Callosumは1億ドルを調達し、Atomicoが主導する。NeoSoulは1,100万ドルのプレAを完了し、エージェント取引プラットフォームの拡充を進める。
ロボット・Embodied AI分野ではGravis Roboticsへソフトバンクが2億ドルを投資するほか、中科第五紀や眸深智能、Current Roboticsなどが資金調達を開示した。現在の資金動向は、AIエージェント基盤や実世界適用を加速させる方向へと向かっている。M&AではStripeがOpenRouterを70億ドル超で買収する見込み、OpenAIはInstantDBチームを買収してAIエージェント基盤を強化する動きが報じられた。Cypherpunk MiningはWinklevoss資産を買収しZcashマイニング企業として拡大を目指す。
暗号資産の資金調達動向として、twyneの250万ドルシード、Beldexの800万ドル、Blueprint Financeの資金調達完了が挙げられる。Fortune Protocolは累計400万ドル超の資金を集め、On-chain金融インフラの拡充に充てる予定。