セレスはFY2026年上期の決算説明会で、ポイント事業の成長を前景化させる一方、ビットバンク株式売却に伴う現金創出を株主還元と成長投資に配分する方針を示した。上期の売上高は187億6,000万円、営業利益は23億円となり、のれん償却などが利益を圧迫した。
連結ベースの上期は売上高187億6,000万円、営業利益23億円、経常利益19億6,800万円となり、いずれも前年同期を大きく上回った。一方、2Q単独では営業利益5%減、経常利益43%減と減益となっており、ビットバンクの持ち分法投資損益の悪化が影響した。
ポイント事業は売上高140億円、前年同期比60.9%増、営業利益40億円で1.9倍となり、D2Cとフィナンシャル事業はそれぞれ赤字・改善傾向を示した。モッピーの会員は696万人(前年比15%増)に達し、同社のASP「アドトラック」の取扱高は上期累計91億円に達した。
ビットバンク売却は約86億円で、税引き後のキャッシュは約74億円を見込む。これを半分程度株主還元に振り向け、年間配当を60円から90円へ1.5倍、自己株取得を最大25億円まで拡大する計画を発表した。
通期見通しは上方修正され、売上高370億円、営業利益37億円、経常利益33億円、当期純利益60億円、EBITDA104億円とした。特別利益としてビットバンク売却益を計上する一方、下期はベースを据え置く前提であることを説明した。
2030年の中期計画では売上高600億円、EBITDA120億円、ROE15%以上を目標に、ポイント事業の持続的成長とラボルの拡大を軸にポートフォリオの最適化を図る方針を示した。