ニデックは不正会計問題を巡る動きが続く中、大規模減損の検討と役員変更を公表。株価は低迷を続け、買収対象となる可能性が改めて取りざたされている。
モーターメーカーのニデックは、28日に大規模な減損処理を検討していることを公表し、以後株価はストップ安となった。記事は、同社が会計不正問題をきっかけに株価低迷を深刻化させ、買収されるリスクが高まっていると伝えている。
現状の時価総額は約2兆7000億円で、2021年2月の最高値約9兆円から大きく下落している。減損は約1兆円規模になる見込みで、臨時取締役会で岸田光哉社長の解任が決議されたことも報じられている。現時点で決定事項は公開されていないものの、役員変更と大規模な減損検討を認めている。
アクティビストとして知られるオアシス・マネジメントが同社の大株主となり、取締役候補を提案するなど経営関与を強めていることも指摘されている。専門家は、厳しい状況ほど買収の可能性が高まるとみる一方、実際の上場維持には内部管理体制の整備が不可欠との見方を示している。
上場維持の手続きも焦点となっており、ニデックは昨年特別注意銘柄に指定され、10月までに内部管理体制確認書の提出を目指している。減損の規模とともに、有価証券報告書の提出時期や監査意見の行方が市場の注目点となっている。