タペストリーは2027年通期の売上高とEPSの見通しを引き上げ、第一四半期はコーチの売上高が16%増となって好調に推移した。Kate Spadeは売上高が減少し、同社の費用計上も影響を受けた。
タペストリーは2027年通期の売上高を86億ドル、従来予想の85億ドルを上回る水準へ上方修正すると発表した。希薄化後EPSは従来予想の7.80〜7.90ドルから8.25〜8.35ドルへ引き上げ、営業利益率の拡大と株主還元の増額も示した。
コーチの売上高は前年同期比14.3億ドルから16.6億ドルへ増加。北米での成長は7%、海外市場で30%の伸びを含み、ハンドバッグのAURは10%台前半の上昇、販売数量も1桁台前半の増加となった。四半期で260万人の新規顧客を獲得し、約35%がZ世代だった。
Kate Spadeの売上高は前年同期2.60億ドルから2.33億ドルへ10%減、GAAPベースで2000万ドルの営業赤字、非GAAPベースでの赤字は600万ドルだった。流通網最適化費用のうちケイト・スペードが1400万ドルを負担、オハイオ州のフルフィルメントセンターからペンシルベニア州の第三者施設への移行に関連する。
日本市場は売上高が報告ベースで5%減少、恒常為替ベースでは4%増。北米は11億1000万ドル、他地域は中国・欧州・アジアで高い成長を維持。中国は報告ベース43%増、恒常為替ベース39%増、欧州は報告ベース20%増、アジア各地域はそれぞれ26%増など。
第2四半期の見通しとして恒常為替ベースで約5〜6%の増収、調整後希薄化後EPSは前年同期比10%台前半の約3.05ドルを見込む。
タペストリーは自社株買いを含む通期株主還元を20億ドルへ引き上げ、営業利益率は従来予想から約100ベーシスポイント拡大する見込みを示した。