東京市場は決算発表や資本提携、株主還元策を材料に銘柄が個別に動いた。エアトリは3期間で総額100億円超の配当還元を示しストップ高となった。
10日の東京株式市場では、前日発表の決算や資本提携、株主還元策を材料に個別物色が活発化した。エアトリはストップ高比例配分となり、大和自動車交通は資本業務提携で買い気配、三井ハイテックとANYCOLORは大幅高、任天堂は材料出尽くし感から下落、ステムリムは臨床試験結果を受けて下落となった。
エアトリは株主還元方針として26年9月期から28年9月期の3期間で総額100億円超の配当還元を実施すると表明。26年9月期の年間配当は160円を計画し、配当利回りは高水準となる見込み。加えて減損等控除後の営業利益を従来の15億円から30億円へ上方修正した。
大和自動車交通は大和ハウス工業との資本業務提携を発表し、第三者割当増資を通じて49万100株を割り当て、持株比率を9.76%とする。割当価格は2,040円で、連携により不動産資産の活用や将来的な再開発を検討する狙いとされる。
三井ハイテックは27年1月期第2四半期累計で売上高1,306億7,200万円、営業利益118億1,800万円となり、通期予想を売上高2,540億円→2,720億円、営業利益145億円→195億円へ上方修正。ANYCOLORは第1四半期売上高166.2億円、営業利益63.9億円で、後者の自社株買い280万株70億円を上限とする取得を発表。
任天堂はニンテンドーダイレクトを通過し材料出尽くし感から大幅続落。ステムリムは臨床試験結果の主要評価項目未達を受けてストップ安売り気配となった。
シェアリングテクノロジーはMBKパートナーズ傘下のファンドによるTOBを発表、買付価格は1,550円、買付期間は10日から10月27日まで、TOB成立時は上場廃止見込み。