2025年の訪日客数は約4268万人となり過去最高を更新。インバウンド需要は宿泊業の成長を支え続け、現場を支える外国人材の採用も活発化している。成功する現場は在留資格の理解・多様性の尊重・企業理念の言語化という三点を重視している。
2025年の訪日客数は約4268万人で、初めて4千万人を突破した。インバウンド需要は宿泊業界にとって依然として重要な成長の生命線であり、現場を支える外国人材の数も年々増加している。
現場で成果を上げている施設には共通する姿勢があり、特に三つのポイントが重要だと筆者は説明している。第一は在留資格の適切な理解と最新動向の把握で、特定技能の創設以降も審査は厳格化しているという。宿泊現場のニーズが高い外食業の在留資格は上限の5万人に達し一時的に受け入れ停止となることもある。
第二は多様性を尊重し、強みを見つめる姿勢だ。異なる文化を持つ人材が日本の仕事文化になじむには時間を要するが、定着に成功している施設は文化の違いを受け止め、前向きな貢献意欲に着目している。
第三は企業理念やルールを明確に言語化することだ。社是やクレド、求める自発性を分かりやすく伝えると、外国人材は方向性を迷うことなく力を発揮でき、職務上のストレス軽減にもつながる。