タムロンの20-40mm F2.8 Di III VXD(Model A062)をニコン Zマウントで試用した写真家・清水純一氏の作例と感想を伝える。軽量・小型ズームながら高い解像力と自然なボケ描写を確認したという内容を中心に展開する。
フォトグラファーの清水純一氏は、タムロン20-40mm F/2.8 Di III VXD(Model A062)をニコン Zマウント用として使用し、50mm~180mm前後の焦点距離を用いたポートレート撮影が日常での主流だという自身の作風を紹介する。普段は広角域からポートレートを撮影する経験が少ない中、この20mmから40mmのズーム域での撮影は新鮮だったと述べ、軽量さと携行性が機動力を高める点を強調する。
実際に撮影した作例では、被写体を細部まで描き出す解像力の高さと、肌や髪の質感、背景のディティールがコンパクトなサイズからは想像しにくい力強さで再現されたと評価している。20mm開放付近の描写と、40mm付近での背景のなめらかなボケが特に印象的で、広角ズームながらボケ表現が自然だと指摘する。
本機は広角端の開放F2.8で撮影しても、背景が美しく溶けつつ、被写体の解像感を損なわず描写できる点を強調。逆光下でもハレーションやゴーストが抑えられ、夕陽の情景をシャープに描き出せたと報告するほか、夜景ではネオンの色味も自然かつ印象的に再現され、昼夜を問わず高い発色とやわらかなボケが特徴として挙げられている。
総括として、軽量・小型という機動性と高い描写力を両立しており、日常的に持ち出して使うことで新しい表現の可能性を拡げると結論づけられている。20mm始まりのズームでポートレートを撮影するという発想自体が新しく、今後の撮影機材選択の選択肢として注目できる点が強調されている。