神戸大学と島津製作所が、微生物の培養から試料採取・代謝物抽出までを自動で処理する世界初の自動メタボローム解析システムを開発した。夜間を含む連続処理や多数サンプルの同条件処理が可能で、分析準備まで自動化される。
本成果は、微生物を用いた化学品・有用物質生産の基盤技術として位置づけられ、培養液を冷却液と混ぜて代謝反応を止めた後、細胞回収と代謝物抽出を自動で行い、試料はバーコードで管理される。液体クロマトグラフ質量分析計で測定可能な状態まで前処理され、夜間・早朝を含む時刻設定に応じてサンプリングと前処理が行われる。
今回の発表は、バイオものづくりの現場で目的に適した微生物株の選定や生産条件の最適化を迅速化する基盤技術になるとされ、学術誌Analytical Chemistryにオンライン掲載された。