SHOEIのZ-9が前作Z-8を刷新して登場。空力と換気を中心に性能を高め、重量はやや増えつつも、涼しさと静粛性は向上している。価格は7万1500円から、サイズ診断と内装調整サービスを含む。
SHOEIの公道向けスポーツフルフェイス「Z-9」は前作のZ-8を全面刷新し、空力性能と換気機能をさらに高めて投入された。帽体を新設計し、リフトを約13%、ドラッグを約3%それぞれ低減。トップベンチレーションの流入量はZ-8比で最大約1.9倍とされる。100km/h時の風切り音は低減され、低音域を中心に静音性が強化された。デザイン面では額上部のエアダクトをセンターに集約し、サイドのカットラインを抑えつつ強度を確保した。
実測重量は防曇シート装着状態で1496g(Lサイズ、マットスレートグレー)、チンカーテン込みで1505g。前作Z-8は1428g。Z-9は重量こそ68g重くなったが、内装の再設計とホールド感の進化で着用時の軽快感と一体感を高めている。
換気性能と静粛性はZ-8を上回るとされ、100km/h走行時にはZ-9の方が涼しく感じられ、口元ダクトの効果はあるものの導風の体感は錯覚的な差に留まるとの評価。付属のチンカーテンを装着すると静粛性と巻き込み風のシャットアウト効果が大きく向上する。
総評としてZ-9は軽さ・空力・静粛性・換気の基本性能が高水準で揃い、街乗りからツーリング、スポーティ走行まで幅広く適用可能とされた。価格はZ-8より8800円高いが、内装調整サービス込みの点を考慮すれば納得感があるとされる。