複数の金融機関が協調して大口融資を出し合い、M&Aやインフラ整備の資金調達を分散リスクで進める事例が広がっている。国内の協調融資残高は2026年6月末時点で約122兆円に達し、5年前から32%増えた。
協調融資とは、複数の金融機関が共同で手掛ける融資のことを指す。単独では負担が大きい案件に対して、出資を分担し貸し倒れリスクも分散する仕組みで、M&Aやインフラ整備の資金調達で活用されている。銀行には自己資本規制により融資額の上限が設けられており、協調融資を通じた融資機会の拡大が見られる。
全国銀行協会によると、国内の協調融資の残高は2026年6月末時点で約122兆円と、5年前から32%増加した。案件の規模が大きくなり、複数行の出資でリスクを分散させる傾向が続く。