米AI企業Anthropicを退職したコクソン氏がBBCの取材で、AI開発の速さとそれが人類にもたらす影響について“本当に恐れている”と語った。なお、同氏は退職後の発言で開発の減速を訴え、業界関係者や競合企業の反応も合わせて伝えられている。
米人工知能企業Anthropicを退職したコクソン氏は、現在の技術進歩のペースを減速させなければ近い将来人類に致命的な影響が及ぶ可能性が高いと見ているとBBCに語った。インタビューは番組内でビデオリンク形式で行われ、退職は今月8日に行われたとされる。
AmodeiCEOは12日にAI開発のペースを減速させるべきだとの考えを表明しており、安全性を重視する3本柱として独立監視、業界規制、国際規制を挙げている。これに対しOpenAIのサム・アルトマンやイーロン・マスクは賛同の意向を示した。
コクソン氏は、退社以前のオープンAI時代の経験や、減速提案を歓迎する一方で「国際的な競争を避けるには中国との連携が必要」と述べた。AIが人類滅亡リスクに関する懸念を受け、業界関係者の間でも賛否が分かれている。
BBCの取材に対しAnthropic広報は、AIがもたらす利益とリスクを透明に示してきたとし、リスク軽減のためのテストと検証を継続すると回答した。近年の評価額やIPOの噂、米有力企業の動向など、業界全体の競争構造が再び注目を集めている。