JRECOが開催したRaMSフロン管理DXフォーラムで、RaMS活用事例アワードが初めて表彰され、デンカが最優秀賞を、ANAホールディングスを含む5社が優秀賞を受賞した。RaMSは2015年施行のフロン排出抑制法に基づくクラウド型管理システムである。
RaMS活用事例アワードは初開催となり、RaMSを導入・活用している事業所の取り組みを表彰する場として設けられた。デンカは本社と現場の連携で担当者が替わっても管理を続けられる仕組みを紹介し、8事業所で約6400台の機器をRaMSで管理していることを報告した。現場・事業所・本社の三段階で管理を運用している。
ANAホールディングスはグループ15社にRaMSを一斉導入した一方、紙による管理が残る課題を指摘し、現場の努力を評価する機会として社内での認知を促進したと説明した。アワードには日本貨物鉄道、積水化学工業、積水樹脂、旭化成が加わり、奨励賞には北陸電力ビズ・エナジーソリューション、金沢医科大学が選ばれた。
環境省はフロン排出抑制法の改正案を27年通常国会へ提出する方針を示し、漏えい量の報告構造の強化や回収・再生の促進を検討する考えを示した。JRECOはRaMSによるDXと設備更新戦略を提案し、HFCの削減目標と今後の冷媒転換の課題を整理した。これらを踏まえ、現場のデータ蓄積を活用した計画的更新と運用の安定化が重要とされた。