日立製作所はエネルギーやIT、鉄道分野での巨額買収を進め、自社の事業構造を再編する狙いを強調している。一方で海外買収には遅さとサイロの課題が指摘され、買収の真の効果が問われている。
日立製作所はこれまでエネルギー分野の日立エナジーを筆頭に、ITや鉄道などの分野で巨額の買収を重ねてきた。こうしたM&Aを通じて自社の事業基盤を再構築し、相手から学び取り貪欲に成長を目指す姿勢が描かれている。
海外企業の買収を巡る難しさは日本企業全体で指摘されており、薬品や素材分野の事例では巨額の減損処理を迫られたケースもあるとされる。日立の場合、買収先の海外企業が稼ぎ出す収益に依存している局面もあるとの指摘がある。