今週スイスが報じた日本のニュースは、ドイツのGCAP参加検討と次世代戦闘機開発の動向、ユニクロの靴下値上げ撤回、坂本龍一展の展覧会という三つの出来事を要約して伝える。
スイス紙は、日本と英国、イタリアが共同開発を進める次世代戦闘機開発計画GCAPへの日本の参加可能性を検討していると報じた。ドイツはFCASが頓挫したことを受け、新たなパートナー探しを進めており、GCAPへの関与が開発・生産への影響と直結するとの見方が指摘されている。
記事はまた、ドイツ国防省の専門家が、スペインやスウェーデンと新たな共同開発案を立ち上げれば産業分野での関与を初期段階から決定できる利点があると評価していると伝える。一方で米国のF-35やユーロファイターの近代化を検討する道も残されているとされる。
ユニクロは、日本国内で予定していた靴下の値上げとまとめ買い割引の廃止を撤回した。この背景には長引くインフレと家計への圧力があり、価格を安さの象徴としてきた同ブランドのブランドイメージの影響リスクも指摘される。
日本の9月の消費者物価指数は前年同月比2.1%上昇しており、原油高などを背景にインフレが進み、コスト上昇分をすべて価格に転嫁できない企業のジレンマが浮き彫りとなっている。
ベルリンのハンブルガー・バーンホフ美術館で開かれている坂本龍一回顧展「Seeing Sound, Hearing Time」が紹介され、津波で傷ついたピアノを巡る展示や、晩年の創作における自然・偶然との関係性が強調されている。