大日本印刷はJCCLへ出資を行い、膜分離法によるCO₂分離回収技術の開発・社会実装を加速させる。2028年度に実証機を開発し大型化・帳票を通じた導入を目指す。
大日本印刷(DNP)は2026年7月31日付で株式会社JCCLへ出資し、燃焼系ガスを対象とした膜分離法によるCO₂分離回収技術の開発・事業化を戦略的パートナーとして推進することを発表した。両社は技術や知見を組み合わせ、社会実装を目指す。
協業のポイントとして、JCCLが開発するCO₂を選択的に透過させる材料をDNPが薄膜として形成・モジュール化し、DNPの評価・解析技術と生産設備設計・製造技術を活用して、排出ガスの特性に適した回収装置を開発する。実証を通じて性能最適化を進める。DNPグループのGHG排出量削減にも装置を活用する予定で、得られた知見を事業開発へつなげる。
今後の展開として、DNPとJCCLは2028年度までにCO₂分離回収装置の実証機を開発し、その後装置を大型化してDNPグループの製造拠点へ導入を目指す。実証・活用を通じて技術・運用の知見を蓄積し、社外企業への展開やCO₂利活用を含む循環型サービスの実現を目指す。