米リリーは肥満症薬の次を見据え、がん・睡眠障害薬などを含む買収を積極化。2026年に表明した買収案件は8月時点で約280億ドル(約4.4兆円)に達し、過去10年で最も多い水準となっている。
米リリーは2026年に入り、買収案件を積極的に進めている。8月時点で表明済みの買収総額は約280億ドルに達し、過去10年で最大の規模となっている。肥満症薬の成功を土台に、成長の芽を外部資本の獲得を通じて拡張する方針が示唆されている。
今後の投資先として、がん領域や睡眠障害薬といった領域が挙げられており、糖尿病・肥満症薬の次を担う成長ドライバーの確立を狙っていると報じられている。
リリーのデービッド・リックス会長は「肥満症領域で非常に成功しており、将来に投資する余力がある。外部にも提携に値する優れたイノベーションがある」との意見を示したと伝えられている。
米リリーは血糖コントロール領域を超え、がん・神経系領域などへの買収・提携を通じたポートフォリオ拡大を進めていると整理できる。