AI半導体株の調整が一巡し、相場は戻りを見せ始めた。日経平均は大幅高で終え、ANAホールディングスやミスミグループ本社などAI需要波及を示唆する決算も注目された。
日経平均株価は大幅に続伸し、終値は前日比2342円高の6万6300円となり、約2週間ぶりの高値水準を回復した。AI・半導体関連株を中心に東証プライム全体の銘柄の6割以上が上昇する場面が見られた。
市場では需給調整の一巡を背景に、AI半導体株への資金流入が再開しているとの見方が広がりつつある。野村證券の分析では、モメンタム戦略のリターンが7月に悪化した後、好業績銘柄が素直に買われやすい環境になっているとされた。
4〜6月期の決算発表を受け、TOPIX500構成銘柄の多くで市場予想のEPSやアナリストの目標株価が6月末比で切り上がった。AI半導体株としてアドバンテストやイビデンが目立つ。一方、ANAホールディングスはAI関連の国際貨物需要の強さを背景に、26/4-6月期の営業利益が市場予想を上回った。ミスミグループ本社は精密機器需要の強さを受け、27年3月期の業績予想を上方修正した。今後の決算でもAIの波及効果が注目される。