米大統領の関税方針が自動車市場に波及する中、日本車の米輸出をめぐる日米貿易の不均衡を取り上げる。追加関税とその後の改定、価格への影響と各社の対応を事実ベースで整理する。
米トランプ大統領が関税を強化する方針を打ち出し、世界経済に影響を及ぼしている。関税の適用対象や具体的な税率が検討・発動される中で、アメリカ市場を重視する自動車産業の動向が注目されている。
自動車に適用される追加関税は、当初2.5%だった従来の関税に上乗せされ、4月3日から27.5%の関税が発動された。その後の交渉を経て、日本から輸入される自動車に対する関税は15%へ改定された(2025年9月の改定)。
関税の引き上げは車両価格の上昇要因となり得る。単純計算で従来の2万ドル車が約2万5千ドルになる可能性が指摘され、販売価格の上昇が需要に影響することが懸念される。一方で輸出側は、アメリカ市場の価格上昇を避けるため、輸出価格を引き下げる選択を検討するケースもある。
自動車メーカーの現地法人が米市場に車を輸出する構図が多く、関税増は製造コストや販売戦略に直結する。フォードやGM、テスラなど米企業だけでなく日系メーカーも影響を受ける可能性がある。
新たな情報として、米国内での販売戦略や現地ディーラーの体制を含む企業の対応が今後の焦点となる見込みである。